「耳梨」(みみなし) 句集 装丁デザイン
Client:桐山太志
Design:デザインオフィス キリ(泉本 亜依)
発行所:ふらんす堂
奈良の俳人、桐山太志さん初の句集の装丁デザインを担当させていただきました。
太志さんの俳句の色としては、古風で、力強い、とのこと。
耳梨は奈良において大和三山のうちのひとつ、「耳成山」の古い呼び方。
タイトル文字は既製フォントでは力強さを表現できず、今回は書道家のAさんにご依頼し書き下ろしていただきました。
タイトルの下に耳梨山の形を表現した金箔を置きました。
シックな色合いに1点だけ光り輝く山。柱のモチーフをモダンに配置し、
現代風の中でも威厳のあるデザインに仕上げました。
普段装丁デザインは専門としておりませんでしたが、奥深さと面白さに気付くことができました。
古くからの付き合いの太志さんの書籍デザインに携われ、嬉しく思います。